日時:2022年10月7日(金)19:30~21:00
形式:Zoomによるオンライン開催

今回のミニ研修会は記念すべき第1回目で、29名の方にご参加をいただき和やかな雰囲気な時間を共有することができました。コロナ渦で例年開催されていた研修会に現地参加がしにくい状況が続き、会員の皆さんの日々の様子を知る機会と意見交換の場として『歩行訓練士 Chat Home(チャットホーム)』〜気軽に語ろう!こんな事・そんな事・あんな事〜と題して開催しました。

 

冒頭、第1回のミニ研修会でしたので古橋会長よりご挨拶いただきました。

【持込企画】として新潟県立新潟よつば学園のご紹介を、田邊 佳実さんにしていただく時間も設けることができました。この春から新潟盲学校と新潟聾学校が統合した学校で、もう・ろう教育部門と自立教育部門・地域連携の4つの部門で構成されているとのことです。校舎も共有スペースと各部門棟、特別教室棟、幼稚部棟、寄宿舎等に分れ、少子化を含む人口減少などの課題に直面する、地方での教育機関の在り方を考える良いご発表でした。

また、今年度3回予定しているミニ研修会の【+α企画】歩行訓練士が活躍する施設の第1弾『機能訓練施設について』として、(社福)名古屋市総合リハビリテーション事業団の近藤 わかなさんを講師にお迎えしてお話いただきました。当該事業団の概要と障害者総合支援法に基づく自立訓練(機能訓練)についてご発表いただきました。質疑応答の時間には他部署共同の(訓練)記録用システム、歩行訓練士と当事者職員・事務職員の人員配置や役割など話題にあがりました。

後半はZoom機能のブレイクアウトルームを使い3~4人のグループに分かれ意見交換を20分程度行いました。地域や経験年数、肩書など枠を超えて歩行訓練士ならではの話題で盛り上がったようでした。

最後に全体発表の場として任意でグループで話題になった事を発表してもらいました。画面共有にて駅構内の写真を用いてルート選択等の意見交換をしたグループや、記録の取り方を含む職員同士の情報共有について、児童への歩行訓練の在り方、スマホ等でデバイスを用いた歩行訓練、盲導犬の利用についてなど、各グループより全体に共有してもらいました。この共有により日ごろ“わざわざ聞く程でもない”と思っている事が他の人も同じように感じている事が分って少しホッとしたり、新たな課題や訓練に取り入れたい事など予想以上の収穫があったのではないでしょうか。

全国各所の経験年数や立場の違う仲間の様子や困りごとなど、『生の声』が聞ける良い時間を共有することができました。今後も気軽なミニ研修会として、会員同士のちょっとした情報共有・歩行訓練のヒントやスキルアップの場として、会員の皆さんとこの会を育てていけたら幸いです。

 

担当者:武田・岸本

第1回ミニ研修会 参加者概要(TXTデータ)

第1回ミニ研修会 参加者概要グラフ(PDFデータ)