全国には、視覚に障害のある方に対し、歩行訓練をはじめとした生活訓練を実施している施設・団体等が多数あります。歩行訓練士の多くは、そうした組織に所属しながら、生活訓練のみならず、見えにくさからくる困りごとに対するご相談への対応や情報提供、必要な支援といった視覚障害リハビリテーションを実施しています。
訓練施設一覧からお住まいの身近な地域にはどんな機関があるか、ご確認ください。
ただし、上のリストにあげられた機関のなかでも、実施主体や経営主体、地域によって利用方法、費用等が異なるので注意が必要です。
実施主体としては、障害者総合支援法上でサービス提供をしている施設、点字図書館・視聴覚障害者情報提供施設、当事者団体、盲導犬協会、民間企業、個人など様々な機関があります。
訓練や支援を受ける方法として、その施設で宿泊をしながら集中的な訓練を受ける「入所」、施設等に定期的に通いながら訓練・支援を受ける「通所」、自宅等に歩行訓練士等に出向いてもらって訓練・支援を受ける「訪問」があります。
入所の場合、実施している施設が全国でも限られており、他都道府県の施設を利用される方もいます。通所の場合、通う日にちや日数が自由に選べる場合や特定の受入日のみ実施している場合などがあります。また、入所や通所のご利用でも、訪問での訓練を受けられる場合もあります。
費用は、入所の場合、施設の利用料と食事代・光熱水費等が発生します。通所や訪問の場合は、一切無料の場合、1回につき一定の利用料が発生する場合、歩行訓練士の交通費のみ発生する場合などがあります。
ご利用の申し込みについて、随時受け付けをしている機関が多いですが、利用手続きに時間がかかる場合、利用者が多い場合に待機になる場合、年度単位(4月開始)で受け付けを行っている場合もあります。
申込方法も施設との契約と市町村窓口での申し込み両方必要な場合、施設で直接相談するだけでよい場合、市町村窓口でのお申し込みなど様々です。
詳細については、リストにあがっているお近くの機関にお気軽にご相談ください。