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盲養護老人ホームについて

盲養護老人ホームとは

養護老人ホームは、老人福祉法に規定する老人福祉施設であり、また、社会福祉法に規定する第一種社会福祉事業です。市町村は65歳以上の者であって、環境上の理由及び経済的理由により居宅において養護を受けることが困難な者を養護老人ホームに入所させ、養護するとともに自立した日常生活を営み、社会的活動に参加するために必要な指導及び訓練その他の援助を行います。

なかでも盲養護老人ホームは「一般の養護老人ホームにおいては、晴眼者中心のケアとなりがちであり、視覚障がい者にとって精神的な安定が得られない」「視覚障がいのある高齢者が自立した生活が送れるよう支援していく上で、視覚障がい者に配慮された設備や環境の下で点字の理解や歩行訓練の指導などに係る専門性が必要である」といったニーズを満たすために設置され、視覚に障がいのある入所者の数が入所定員の7割を超えることとされています。

盲養護老人ホームの専門性は、ピアサポート機能を活用しながら入所者の精神的な安定を図った上で、生活上の役割を持つなどの自立支援を図り、自己効力感を感じながら自己実現に向けた支援を行うことにあります。また、視覚障がいにより社会生活全体の80%~90%の情報が遮断されると言われていることから、入所者への情報伝達と収集を徹底しています。施設内環境の整備としては、施設内における点字表示、カラーリング等をはじめ、点字がわからない方でも目印や手すり等に手がかり(鈴やぬいぐるみ等)を設置することで位置を確認しやすくしています。加えて、施設内を歩行する際は利用者同士がぶつからないように右側通行をするなど、入所者が自立した生活ができるように設備面やルールを工夫しています。

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