ロービジョンについての定義をご紹介します。

●世界保健機関 (WHO) の定義
ロービジョンとは矯正眼鏡を装用しても「視力が0.05以上、0.3未満」の状態

●公益社団法人日本眼科医会 ロービジョンケアの定義
視覚に障害があるため生活に何らかの支障を来している人に対する医療的、教育的、職業的、社会的、福祉的、心理的等すべての支援の総称である。発達・成長期にある小児に必要なハビリテーションあるいは主に成人の中途障害に対応するリハビリテーションを目的とする。
よりよく見る工夫(例:視覚補助具、照明)、視覚以外の感覚の活用(例:音声機器、触読機器)、情報入手手段の確保(例:ラジオ、パソコン)、その他の生活改善(例:点字図書館、生活訓練施設)、進路の決定(例:特別支援学校、職業訓練施設)、福祉制度の利用(例:身体障害者手帳、障害年金)、視覚障害者同士の情報交換(例:関連団体、患者交流会)等ができるよう情報提供し、諸種の助言、指導あるいは訓練を行う。

●日本ロービジョン学会 ロービジョン関連用語ガイドライン 弱視の定義
「弱視」には「(医学的な)弱視」と「(社会的な)弱視」がある。
「(医学的な)弱視《(いがくてきな)じゃくし》」amblyopia
乳幼児期の視機能が発達していく過程における視性刺激遮断が原因で、正常な視覚の発達が停止あるいは遅延している状態。
「(社会的な)弱視《(しゃかいてきな)じゃくし》」partially sightedness, partially sighted, partial sight
視覚障害はあるが、主に視覚による日常生活および社会生活が可能である状態。

●日本眼科医会報道用資料(平成21年9月17日)
「視覚障害がもたらす社会損失額、8.8兆円!!~視覚障害から生じる生産性やQOLの低下を、初めて試算~」世界的には良い方の目の矯正視力が基準
米国の基準を用いて推計 ロービジョン: 良い方の視力0.1以上0.5未満
失明:良い方の視力0.1以下 視覚障害: ロービジョン+失明
視覚障害者:約164万人 ロービジョン者:144万9千人 失明者:18万8千人